2010年11月30日

【映画】シングルマン



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評価
★★★★☆

監督
トム・フォード

出演
コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、マシュー・グード、ジョン・コルタジャレナ

メモ
  • ファッションデザイナーのトム・フォード初監督作品
  • 色の彩度のコントロールが面白い
  • 主人公がモテすぎて羨ましい
  • 男優がみんなイケメン
  • 特にジェームズ・ディーン似のカルロス(ジョン・コルタジャレナ)が超カッコイイ
  • マシンガンを使う隣家のガキは影の主役のはず
  • ジョージとチャーリーの下ネタシーンは結構笑える
  • ラストが切なく寂しすぎる
  • 同性愛アンチは観ないでいいよ

蛇足
実は二回観に行ったこの作品。一度目は疲れてたのか開始15分くらいで寝てしまい30分後くらいに起きたんだけど即退場。こうなっちゃうと二度目は面倒だったんだけど、観てよかった。

ケニー(ニコラス・ホルト)はあの後どうやって生きていけるのだろうか。ただ助けたかっただけなのに。映画を観ているだけの自分にも深い喪失感が刻まれてしまった。

ジョージの講義シーンのように、持論を熱弁するような教授がいたら大学生活はもっと面白かったかもしれない。というのは今だから思うことなんだろうな。当時はサークルにしか興味が無かった。



  
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2010年11月27日

【映画】おまえうまそうだな



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評価
★★★★☆

監督
藤森雅也

出演(声)
原田知世、加藤清史郎、山口勝平、別所哲也

メモ
  • 原作の絵本をアニメ映画化
  • 子供向けなので流れが単純だけど結構大きな問題も扱っている
  • ハートとバクーのバトルシーンはちょっと泣ける
  • 本当の親子とは何なのか考えさせるにはもってこい
  • 小学生以下の子を持つ親は子連れで観に行くべき

蛇足
最初は加藤清史郎の声がうざかったけど、途中から気にならなくなるくらい物語が良くできていたし、最後にはその声が愛おしくも感じられた。

原田知世はたぶん演技は上手くない気がするんだけど、あの柔らかな抑えた声はハマってた。

劇場内はやはり親子連れが多かったんだけど、総じて大人が泣いてた。でもそれは、子供が理解出来ないというわけではないと思うので、とにかく親子一緒に観ましょう。



  
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2010年11月23日

【映画】マザーウォーター



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評価
★★★☆☆

監督
松本佳奈

出演
小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこ

メモ
  • 「かもめ食堂」「めがね」「プール」、に続く小林聡美の主演作
  • とにかく全く何も無く、ひたすら日常が映し出される
  • 京都の閑静な住宅街はいいねぇ
  • あんなバーが近所に欲しい
  • 良くも悪くも雰囲気映画
  • そういうのが好きな人は観ればいいんじゃね

蛇足
かもめ食堂は微妙だったけど、この映画はまあまあだった。かもめ食堂以上に何も無いんだけど、ぼーっと観てるだけで雰囲気を楽しめるというか。めがね、プールは観てないからわかんね。テレビドラマ「すいか」はもう少しドタバタがあって観やすかったかな。

10年くらい前は小泉今日子は年を取らないと思ってたが、おばさんになったな。アゴ肉がすごかった。まあ綺麗だけど。



  
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2010年11月18日

【映画】ゴースト もういちど抱きしめたい



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評価
★★☆☆☆

監督
大谷太郎

出演
松嶋菜々子、ソン・スンホン、樹木希林、鈴木砂羽、橋本さとし、芦田愛菜、宮川大輔、黒沢かずこ、松金よね子、樋田慶子、波岡一喜、嶋田久作、温水洋一

メモ
  • 1990年の作品「ゴースト/ニューヨークの幻」のリメイク
  • 主人公が死ぬまでが長くないか?(元ネタってどうだったっけ?)
  • 松嶋菜々子がギラギラした欲求不満のアラフォー女にしか見えない
  • 最初にアンチェインド・メロディが流れるタイミングはそこかよ・・・
  • 映画そのものではなくプロットだけで泣かせるのはさすが名作
  • 念力爆破シーンは思わず声をあげて笑ってしまった
  • 映像の特殊効果は20年経っても進化しないんだね
  • パトリック・スウェイジは草葉の陰で泣いているだろうか
  • オリジナルを知らない人なら観てもいいんじゃね

蛇足
男が韓国人である意味が皆無に近い。どうせならその設定をもう少し生かせなかったのか。でなければ日本人のほうが自然。

普通の会社員が裏社会と通じるためにはそれなりのプロセスがあるはずだけど、そこが全く描かれていないのは不自然過ぎる。まあこれはオリジナルも同じなんだけど、あれから20年経ってるわけで、色々やりようはあっただろうに。

メモにも書いたけど特殊効果がヒドイ。壁抜けシーンとか悪人の死後のシーンとか、VFXは20年前より進化してるだろうに、見せ方はオリジナルにも劣っていた。やっつけ仕事もいいとこ。

平井堅のアンチェインド・メロディがどうにもこうにも。本気でオリジナルを超える気概があるなら、イメージが固まっている平井堅ではなく無名の歌手を使うべき。制作側の大人の事情は客には関係無いんですよ。

とにかくオリジナルのブランドにあやかってちゃっちゃと作っちゃいました感が出すぎてる。



  
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2010年11月13日

【映画】春との旅



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評価
★★★★☆

監督
小林政広

出演
仲代達矢、徳永えり、大滝秀治、菅井きん、田中裕子、小林薫、淡島千景、柄本明、美保純、香川照之、戸田菜穂、山本哲也、長尾奈奈

メモ
  • 再上映してたので鑑賞
  • さすがの仲代達矢だが所々「見せる演技」が鼻についた
  • 徳永えりはいい役者だなー
  • ただしあの走り方の演出は興ざめ
  • 脇役陣が好きな役者ばかりでたまらん
  • 家族の絆とは強いモノなのか弱いモノなのか
  • 死や別れを経験していないと面白さ3割減かも
  • 老若男女問わずとりあえず観とけばいいと思うよ

蛇足
自分を含め最近の若者から見るとただの昔気質わがまま爺さんで、外野の立場としては「さっさと捨てればいいのに」と思ってしまうけど、人にはそれぞれ事情があるわけでそう簡単な話でもなくて、中盤あたりになると春のお爺ちゃんに対する気持ちが見えてきて、もうね、本当に切ない。一人で生きていくことは、出来るけど出来ないし、出来ないけど出来るし。この映画に社会問題を見る人もいるだろうけど、私はあくまで家族の話だと感じた。

このお爺ちゃんのようなわがまま頑固爺さんを筆頭に大家族を形成していた時代は、上からの圧力や制約によってある程度の自由を犠牲にしていたけれど、その分「家」がいろんな物の受け皿となっていたんじゃないか。一方、核家族化が進み親兄弟と友達感覚で付き合う時代では前述の自由を手にして、そして受け皿を失ったんじゃないか。

全てが一つに集約されるほど世の中は単純じゃないけれど、「家」が復活する日は来るのだろうか。



  
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2010年11月2日

【映画】SP THE MOTION PICTURE 野望篇



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評価
★★★☆☆

監督
波多野貴文

出演
岡田准一、真木よう子、香川照之、松尾諭、神尾佑、堤真一、野間口徹、丸山智己、堀部圭亮、古山憲太郎、伊達暁、螢雪次朗、山本圭

メモ
  • フジテレビのドラマの続編映画の前編
  • なのでドラマ未見だと半分もわからないと思う
  • 序盤のマラソンが長すぎて飽きる
  • 明らかにはなっていないが大義が恐らく薄い
  • 徹底して壁になるなら中途半端に銃を持つな
  • 真木よう子の表情がドラマに比べて野暮ったい
  • 神尾祐カッコいいわー
  • ドラマを楽しめた人はとりあえず観とけばいいんじゃね

蛇足
前後編に分けたのは完全に制作側の都合でしかなさそう。一応派手なバトルとかがあるからテンポよく見えるけど、実際はすごく間をとった作り。というか長い。140分1本くらいに収めればいいのにね。

真木よう子はなんでこんなに野暮ったくなってしまったんだろう。残念だ。



  
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