2010年10月31日

【映画】森崎書店の日々



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評価
★★★★☆

監督
日向朝子

出演
菊池亜希子、内藤剛志、田中麗奈、松尾敏伸、奥村知史、きたろう、岩松了、吉沢悠

メモ
  • 第三回ちよだ文学賞大賞受賞作品(原作:八木沢里志)
  • もう一度観たい
  • 菊池亜希子が素晴らしい
  • 気がついたらエンディングだったくらい引き込まれた
  • たまにはこういうほのぼの作品も観てみればいいじゃん

蛇足
大きな事件や事故などが無くても面白い映画と、それがあってもつまらない映画は、何が違うんだろうか。この映画は一応事件はあるが、全体的にはフラットに作られてる。でも、エンドロールが流れ始めたときに、「え?もう終わり?」と思ったほど退屈させない映画だった。唯一微妙な点をあげるなら、謝罪させに行くシーン。作品全体の空気に若干の異物感。

菊池亜希子はどこかで見たことはあるかもしれないけどわからない。今回初めて顔と名前を知った。まだまだ世の中知らないことばかりだ。こんなに素晴らしい役者がいたとは。演技のレベルというより、「あー、こんな人いるわー」と思える感じ。他の作品を知らないのでなんとも言えないが、この作品には本当にマッチしていた。

そして田中麗奈。いまだに「なっちゃん」のイメージがあるけど、この人も好きな役者。派手な役よりこういう抑えた役が好き。「がんばっていきまっしょい」はまだ若かったせいか、正直かなり微妙だったけど、「暗いところで待ち合わせ」で掴まれてしまった。

本が好きな人の中には、読書を強制する人や、読まない人を見下す人がたまにいるが、この映画はさりげなく本の魅力を伝えるだけなので、嫌な感じが無い。

神保町、素敵な街だなーと思いつつもAmazonでしか買わなくなった今日この頃・・・。

5つに近い星4つです。もう一度観たら5つになるかもね。



  
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2010年10月25日

【映画】雷桜



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評価
★★★☆☆

監督
廣木隆一

出演
岡田将生、蒼井優、小出恵介、柄本明、時任三郎、宮崎美子、和田聰宏、須藤理彩、若葉竜也、忍成修吾、村上淳、高良健吾、柄本佑、大杉漣、ベンガル、池畑慎之介、坂東三津五郎

メモ
  • 日本版「ロミオとジュリエット」らしい
  • 面白いんだけどところどころ作りが雑
  • 村に下りるの早すぎ
  • いきなり村に馴染みすぎ
  • 蒼井優の無駄遣い
  • ピーターが怪演
  • 祭での再会シーンのBGMで興醒め
  • 暇なら観とけばいいんじゃね

蛇足
岡田将生の気が触れた殿様役。比べる物では無いと思いつつも先日見たばかりの「十三人の刺客」の稲垣吾郎の残酷殿様が強烈すぎたので、見劣りしてしまう。

小出恵介は結構好きな役者なんだけど、時代劇は向いていないらしい。

柄本親子の共演シーンは無かったが、息子は順調に良い役者になってきた。もう少し出番を期待してたんだけど。

作りが雑と書いたが、殿様や身分が上の者に対する敬語がかなり適当に思えた。

古典的なストーリーだけどここまで出来ていたんだから、もう一頑張り欲しかった。



  
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2010年10月24日

【映画】ネムリバ



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評価
★★★★☆

監督
園田新

出演
小野まりえ、三輪明日美、チャド・マレーン、加藤虎ノ介、鈴木砂羽、ウダタカキ、君嶋麻耶、高橋由真、大橋由起子、秋山真太郎、歌澤寅右衛門、橋本一郎、宮崎吐夢、長田奈麻、渡辺真起子、コバトン

メモ
  • 埼玉の埼玉による埼玉のための映画
  • ってほどでも無いので誰でも観れます
  • 地元民が反応するポイント多数あり
  • 正直期待していなかっただけに良く裏切ってくれた
  • 小野まりえの表情の変化は見どころ
  • さすがの鈴木砂羽
  • さすがのコバトン
  • 埼玉県民も他県民も観とけばいいじゃん

蛇足
耳かき店従業員殺人事件で騒がしい時期にこのネタはちょっとタイミング悪かったかも。

出演者みんなそれなりだったけど、特に女性陣は素晴らしかった。演技はまだまだのところが多いけど、いい顔してた。

鈴木砂羽がメディアに出始めた頃は、特に綺麗でもなく特に可愛くもないのになんで評価されてんだ?くらいにしか思ってなかったけど(←超失礼)、とにかく上手い。今回の出演者の中では頭ひとつ抜き出ていると思うけど、決して目立ちすぎていない。明らかに存在感はあるんだけど、ともすれば鈴木砂羽と気付かないかもしれない。訳わかんないですかね。つまり、存在感を消すことなくどんなシチュエーションにも自然に溶け込める稀有な役者なんだろうね。

ところどころにホロっとくる場面もあるけど、全体的にほのぼのした作品。

ちなみに生まれて初めて舞台挨拶を見た。たまたま初回上映だったんだけど、いいもの見せてもらいました。しかし、舞台挨拶が終わったら客席の前5列くらいが一斉に退場。この後に上映なのに。次の舞台挨拶会場に付いていく追っかけなのか?非常に不快な連中だな。



  
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2010年10月22日

【映画】インシテミル 7日間のデス・ゲーム



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評価
★☆☆☆☆

監督
中田秀夫

出演
藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也、片平なぎさ、武田真治、阿部力、平山あや、石井正則、大野拓朗

メモ
  • ホリプロのホリプロによるホリプロのためのプロモーションビデオ
  • 序盤は石井正則の演技で台無し
  • 中盤は大野拓朗の棒演技と棒表情で台無し
  • 終盤は藤原竜也の一本調子に飽き飽き
  • 心理戦も推理も謎解きもかなりひどいレベル
  • 出演者の熱狂的なファン以外は観なくていいんじゃね

蛇足
キーマンであるはずの石井正則は薄すぎてどうにもならない。完全なミスキャスト。

なぜ出演しているのかわからない程ひどい演技の大野拓朗は、ホリプロがこれから売り出したいんだろうけど、人には向き不向きがあるので早めに他の道を探したほうが本人・事務所お互いのためだと思う。

藤原竜也は完全にキムタク病。何をやっても藤原竜也にしかならない。いわゆる大御所役者にも多くて、それが役者の味と評価されることもあるけど、いろいろなタイプを演じ分けられないのはハッキリ言って役者として致命的。まあ藤原竜也もキムタクも、周りにそれを求められてしまうのだろうから、可哀想ではある。

ストーリーは全体的にこれといったトリックも無ければ心理ゲーム的要素も無い。あと、殺せるのに殺さない「間」なんだけど、そこに何かを込めるならまだしも、何にもならない言葉や表情で埋めるのは無駄でしかないということに、そろそろ気づいて欲しい今日この頃。そして唯一のテーマであろう「何をしてでも生き残る」が、ラストシーンの「バッグを投げ捨てる」ことによって全否定されてしまった。あの瞬間、私は久しぶりに「2時間返してくれ」と思った。

本当は星ゼロにしたいところだけど、綾瀬はるかと石原さとみと平山あやは可愛かったので、おまけで星ひとつ。



  
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2010年10月19日

【映画】エクスペンダブルズ



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評価
★★★☆☆

監督
シルベスター・スタローン

出演
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、スティーブ・オースティン、ランディー・クートゥア、テリー・クルーズ、ゲイリー・ダニエルズ、エリック・ロバーツ、デヴィッド・ザヤス、ジゼル・イティエ、カリスマ・カーペンター

メモ
  • 錚々たるキャスト
  • 期待しすぎたせいか拍子抜け
  • 筋肉マン集めてクソ真面目に作りすぎ
  • R15+だけあってちょいグロあり
  • 肉弾戦頑張りすぎだし武器使え
  • アクションかと思いきやラブコメ(コメ抜き)でした
  • まあ記念みたいな作品だから観とけばいいんじゃね

蛇足
シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーが並んだシーンは唯一ニヤニヤが止まらなかった。

せめてヒロインが若くて可愛い子ならいいのに、そこそこ綺麗かな程度のアラフォーときた。どこまでクソ真面目に作ってんだか。

スタローンの全力疾走は身体が重そうでなんとも・・・。64歳だからすごいんだけど、そういうことじゃないだろ。全てについて振り切れていないのが衰えの現れ。

ちなみに、シュワルツェネッガーはシュワルツェネッガー役で出たんじゃなかろうか、と笑えた。頑張ってトップになってほしいもんです。



  
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2010年10月14日

【映画】オーケストラ!



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評価
★★★★★

監督
ラデュ・ミヘイレアニュ

出演
アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、ミュウ=ミュウ、フランソワ・ベルレアン、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、アンナ・カメンコヴァ、リオネル・アベランスキ、アレクサンダー・コミッサロフ、ラムジー・ベディア

メモ
  • 見逃した作品が再上映してたので
  • 期待以上に面白かった
  • メラニー・ロランが素晴らしすぎる
  • 元天才指揮者のおっさんの情熱
  • 元天才指揮者の奥さんカッコ良すぎ
  • 共産主義と反ユダヤ主義への抵抗
  • 一度は崩壊したオーケストラの復活
  • 昔の話かと思ったら現代だった
  • ラストのコンサートシーンは鳥肌モノ
  • 音楽好きな人もそうでない人も観とけって

蛇足
主演のアレクセイ・グシュコフは、ロシアで活躍している役者らしく、未経験のフランス語を特訓して役に挑んだらしい。共産主義・反ユダヤ主義によって壊されたオーケストラへを想い続けるかつての天才指揮者アンドレイ・フィリポフを見事に演じていた。

「イングロリアス・バスターズ」でも好演していたメラニー・ロランのヴァイオリン演奏姿は経験無いわりにそれっぽく見えた。ドラマ「オレンジデイズ」の柴咲コウには勝ってたね。

フィドル奏者が乱痴気騒ぎの中で突然弾いたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、そして、その彼がアンヌ=マリーの前でおどけて演奏した直後のパガニーニのカプリース、このシーン良かったなー。ちなみにこのフィドル奏者はタラフ・ドゥ・ハイドゥークスというグループで活躍中の本物の音楽家だそうです。(CD・DVD映像あり)

ラストのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は言うまでもなく最高だったんだけど、演奏直後、客席で泣き笑いのギレーヌ(アンヌの育ての親兼マネージャー)を見てもらい泣きした。

ギャラを前金でせびるシーンはとにかく不快。

メンバー全員に30年のブランクがあるのにリハが全く無いというのはさすがに無理がある。その30年ずっと個人練習やイメトレをし続けたメンバーのオーケストラへの思い、レアとイツハク、そしてアンヌ=マリーへの思い、とかを描いたのかもしれないけど、それらによってブランクが吹き飛んだというのは、感動的ではあるけど無理だろー、みたいな。

というわけで、音楽モノ好きとして評価が若干甘くなっている気もします。

最後にもう一回書いておこう。

メラニー・ロラン最高。



  
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その他動画
ラストの演奏シーン


チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35


メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64


パガニーニのカプリースNo24

2010年10月9日

【映画】ナイト&デイ



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評価
★★★★☆

監督
ジェームズ・マンゴールド

出演
トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ジョルディ・モリャ、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ファルク・ヘンシャル、マーク・ブルカス、レニー・ロフティン、マギー・グレイス

メモ
  • トム(10/6)の日の先行上映で鑑賞
  • 冒頭の「ウィチタ」でゾンビランドを思い出す
  • 闘牛の暴走シーンで「十三人の刺客」を思い出す
  • 洋画には欠かせないエロ成分はゼロ
  • ザルツブルクの街並みが美しい
  • ザルツブルクでロイ(トム)が会った女性が超キレイ
  • 空港の搭乗ゲートの女性もキレイ
  • キャスト重視の駄作だと思ってたけどいい意味で裏切られた
  • テンポがいいので2時間飽きずに観られる
  • 単純に楽しめるのでデートとかで観ればいいんじゃね



  
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2010年10月3日

【映画】ゾンビランド



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評価
★★★★☆

監督
ルーベン・フライシャー

出演
ジェシー・アイゼンバ-グ、ウディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン、アンバー・ハード、ビル・マーレイ

メモ
  • 結構グロいので注意
  • 姉妹が終盤可愛く見えてくる
  • ゴーストバスターズネタは笑った
  • 100分無いしテンポが良くて観やすい
  • 日本でトゥインキーは売ってないのか!?
  • イケてない男は観ればいいと思うよ

蛇足
当初、姉がかなりブサイクに見えたんだけど、終盤エロ可愛くなるので要チェック。

あと、姉の「妹は子供の時間が短かった」的な発言はウルっときた。



  
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2010年10月1日

【映画】十三人の刺客



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評価
★★★★☆

監督
三池崇史

出演
役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、六角精児、石垣佑磨、高岡蒼甫、波岡一喜、近藤公園、窪田正孝、伊原剛志、松方弘樹、吹石一恵、谷村美月、斎藤工、阿部進之介、光石研、内野聖陽、岸部一徳、平幹二朗、松本幸四郎、稲垣吾郎、市村正親

メモ
  • 時代モノ苦手だけど面白かった
  • 結構グロいので注意
  • 伊勢谷友介おいしすぎる
  • 稲垣吾郎はキチガイ役がよく似合う
  • バトルシーンがちと長い
  • 最後に山田孝之が主役っぽくなるのが微妙
  • 大奥観るならこっち観とけって(大奥観てないけど)



  
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