2011年2月8日

【映画】ウォール・ストリート



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評価
★★★☆☆

監督
オリヴァー・ストーン

出演
マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、キャリー・マリガン、ジョシュ・ブローリン、スーザン・サランドン、フランク・ランジェラ、イーライ・ウォラック、チャーリー・シーン

メモ
  • 1987年の「ウォール街」の続編
  • 「ウォール街」は未見だったけど観とけばよかった
  • 冒頭のゲッコーの講演は見もの
  • 金融モノと家族モノの間でちょっと中途半端
  • とはいえ最後まで飽きずに観られる作品
  • 劇中のバイクでドゥカティは見飽きた
  • 前作ファンも大喜びのチャーリー・シーン登場
  • シャイア・ラブーフってイケメンではないよね
  • キャリー・マリガンって大竹しのぶに似てるよね
  • まあ期待しすぎないで観ればいいんじゃね?

蛇足
んーーー、微妙だ。微妙すぎる。つまらないわけじゃないけど、微妙。たぶんラストがダメだったんだと思う。なにあの幸せそうなパーティー。取ってつけたようなハッピーエンド。年取って孫ができたらあのゲッコー(マイケル・ダグラス)も丸くなりました、みたいなのを誰か望んでいたんだろうか。まあね、こんなこと書きながら実は前作「ウォール街」を観てないんだけど、もっとえげつない物語かと思ってたので肩透かしもいいところですよ。オリヴァー・ストーンが実はこのラストを撮るために前作を撮っていたのだとしたら、もうね、音楽性の違いで解散するバンドの気持ちですよ。なんだよ、そっちだったのかよ、先に言ってくれよ、みたいな。

この映画のタイトルが「ゲッコー家の人々」とかだったらまだマシだったのかもねえ。まあそれでも中途半端感ありありだけど。父のせいで家族の人生をボロボロにされた娘は長年絶縁状態だったのに結構あっさり和解してるし、和解したはずの父に再び裏切られて「わかっていたわ」的なこと言ってみたり、彼氏が熱を上げている次世代クリーンエネルギー企業へ1億ドル出資してもらったらあっさり和解しちゃうし、それって元々汚い金なんだけど潔癖な娘さんそれでいいんですか?、みたいな。ありがちな父娘の関係といえばそうだろうけど、なんかもう全体的にあっさりしすぎというか、手抜いてんじゃないの?とすら思えてしまうレベルというか。

一方でこの映画を金融物語として観ると、前述の父娘物語が邪魔してて物足りない感じだし。ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)がどんだけ優秀か知らんけど、作品上は一介の証券マンにすぎないのに、そんな奴が流した噂でライバル企業の株価に打撃を与えることなんてできんのかね。よくわからんけども。で、ブレトン(ジョシュ・ブローリン)に対する復讐が過去の悪事の暴露ってのもなんだかなー。金融テクで一泡吹かせるくらいのことをしてくれるもんだと思ってたよ。まあ金融ド素人の感想なんでスルーしてね。

それでも面白いなーと思うところもあったわけで。ゲッコーの講演は素人にもわかりやすい内容で話し方が巧みなので、当初ゲッコーを訝しげに見ていたジェイコブが講演を聞くうちに惹かれていくように、僕自身も惹かれてしまいましたよ。林立するビルの輪郭に株価チャートを重ねた演出は、アイデア自体はベタな気がするけど好きだな。金融トップ連中の密室会議は実際にこういう感じなんだろうなと思えた。ああ、こうして庶民は蚊帳の外で経済は動いていくのかと。

金融モノを求めている人はこれよりもマイケル・ムーアの「キャビタリズム~マネーは踊る~」とか、日本未公開だけど町山智浩氏がこことかここに書いてる「インサイド・ジョブ」のほうがいいかと。どっちも面白そうだよ。どっちも観てないけど。そうそう、最後にこれだけは書いておかないと。サブタイトルの「MONEY NEVER SLEEPS」ってすげーダサくね?「お金は眠らない」って・・・、今時そのセンスかよ!みたいな。的確だけど適切ではないと思いましたよ。



  
自作サイト
OTOBOKENEKO.NET

1 件のコメント:

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