2011年2月1日

【映画】GANTZ



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評価
★★★☆☆

監督
佐藤信介

出演
二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、田口トモロヲ、白石隼也、千阪健介、小松利昌、落合扶樹、市川千恵子、春名柊夜、古澤裕介、土平ドンペイ、Merii、長江英和

メモ
  • 奥浩哉の漫画の実写化
  • 原作未読
  • かなりグロいので要注意
  • 二宮和也と松山ケンイチはなかなか良い役者
  • テンポが悪くて若干ダレる
  • ねぎ星人(小)の顔はCGで貼りつけてるんだろうか
  • 岸本のプリケツたまらんのう
  • グロ耐性のある人は観とけばいいんじゃね

蛇足
奥浩哉の漫画は全く読んだことが無い。ドラマ化された「変[HEN]」やその続編の「HEN Vol.2 ちずるちゃん・あずみちゃん」は見ていた。GANTZのアニメは数話見たことがあった。というわけで、なんとなく「奥浩哉=おっぱい、尻」というイメージだった。で、この映画にも若干のそんな不純な期待を持っていたんだけど、ちょっと拍子抜けだったかも。まあ二宮和也と松山ケンイチのファン層を考えればこの程度が妥当か。

エロは拍子抜けかつ妥当だったんだけど、一方でグロ描写には驚いた。この映画はPG12(12歳未満(小学生以下)の鑑賞には成人保護者の助言や指導が適当)であり、二宮和也や松山ケンイチの主なファン層と思われる20代30代の若いママ世代が子連れで観にいくことも多いのでは。PG12なんだから保護者が事前にある程度の内容を調べる責任もあるんだろうけど、公式サイトや予告編を観ただけではそこまではわからない。カラダが切り刻まれて腕や脚が落ち内蔵が飛び散り頭が踏み潰されるのは、保護者同伴でもさすがにキツイんじゃないだろか、とちょっと心配になりました。

まあそのへんをクリアしている前提で観れば、なかなか面白かったですよ。二宮和也はジャニーズの中でも結構評判いいし、今作でも就活連敗中のイケてない大学生にピッタリで、あることをキッカケに変な方向に自信を取り戻して物凄く嫌な奴になるんだけど、本当にムカツク野郎に見えた。松山ケンイチは家庭環境に問題を抱え、これまた一歩を踏み出せずうだつが上がらない状況に悶々とする男を好演。幸いにもキムタク病にはかかっていないので、これからもどんどんいろんな役に挑戦してほしい役者。夏菜はもう少し頑張ってほしかったかな。「君に届け」の矢野あかね役がハマリ役すぎたのか、まだいろんなタイプの役を演じきれていない感あり。顔で演技できるようになると面白いんだけど。まあプリケツを拝めたので良しということで。本郷奏多はテレビドラマ「ヒミツの花園」での記憶しかなかったけど、いい顔してるねー。綺麗系少年の中では神木隆之介に無いキレがある。今作で死んじゃったけど、もっと観たかったな。

肝心のストーリーや全体の流れはテンポが悪くて勿体無い。漫画原作でSFだから荒唐無稽なのは全く問題なし。ただし星人とのバトルシーンが間延びしすぎ。手に銃を持っているし特に追い詰められているわけでもなくいつでも撃てる状況なのになぜか撃てない、とか、いつでもトドメを刺せる状況なのに何もしてこない星人とか、20年前の戦隊ヒーローシリーズやドラクエのターン制攻撃じゃないんだからさ、もっとガチで勝負しろよ!と。なんかね、尺を稼ぐための顔アップとかいらないから。これがアイドルを起用した映画の限界か。

ちなみに採点シーンは劇場内が一体になれた感じがしました。ちょっとおもろかった。特に原作知らないひとはお楽しみに。



  
自作サイト
OTOBOKENEKO.NET

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