2010年10月14日

【映画】オーケストラ!



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評価
★★★★★

監督
ラデュ・ミヘイレアニュ

出演
アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、ミュウ=ミュウ、フランソワ・ベルレアン、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、アンナ・カメンコヴァ、リオネル・アベランスキ、アレクサンダー・コミッサロフ、ラムジー・ベディア

メモ
  • 見逃した作品が再上映してたので
  • 期待以上に面白かった
  • メラニー・ロランが素晴らしすぎる
  • 元天才指揮者のおっさんの情熱
  • 元天才指揮者の奥さんカッコ良すぎ
  • 共産主義と反ユダヤ主義への抵抗
  • 一度は崩壊したオーケストラの復活
  • 昔の話かと思ったら現代だった
  • ラストのコンサートシーンは鳥肌モノ
  • 音楽好きな人もそうでない人も観とけって

蛇足
主演のアレクセイ・グシュコフは、ロシアで活躍している役者らしく、未経験のフランス語を特訓して役に挑んだらしい。共産主義・反ユダヤ主義によって壊されたオーケストラへを想い続けるかつての天才指揮者アンドレイ・フィリポフを見事に演じていた。

「イングロリアス・バスターズ」でも好演していたメラニー・ロランのヴァイオリン演奏姿は経験無いわりにそれっぽく見えた。ドラマ「オレンジデイズ」の柴咲コウには勝ってたね。

フィドル奏者が乱痴気騒ぎの中で突然弾いたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、そして、その彼がアンヌ=マリーの前でおどけて演奏した直後のパガニーニのカプリース、このシーン良かったなー。ちなみにこのフィドル奏者はタラフ・ドゥ・ハイドゥークスというグループで活躍中の本物の音楽家だそうです。(CD・DVD映像あり)

ラストのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は言うまでもなく最高だったんだけど、演奏直後、客席で泣き笑いのギレーヌ(アンヌの育ての親兼マネージャー)を見てもらい泣きした。

ギャラを前金でせびるシーンはとにかく不快。

メンバー全員に30年のブランクがあるのにリハが全く無いというのはさすがに無理がある。その30年ずっと個人練習やイメトレをし続けたメンバーのオーケストラへの思い、レアとイツハク、そしてアンヌ=マリーへの思い、とかを描いたのかもしれないけど、それらによってブランクが吹き飛んだというのは、感動的ではあるけど無理だろー、みたいな。

というわけで、音楽モノ好きとして評価が若干甘くなっている気もします。

最後にもう一回書いておこう。

メラニー・ロラン最高。



  
自作サイト
OTOBOKENEKO.NET

その他動画
ラストの演奏シーン


チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35


メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64


パガニーニのカプリースNo24

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