2010年10月22日

【映画】インシテミル 7日間のデス・ゲーム



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評価
★☆☆☆☆

監督
中田秀夫

出演
藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也、片平なぎさ、武田真治、阿部力、平山あや、石井正則、大野拓朗

メモ
  • ホリプロのホリプロによるホリプロのためのプロモーションビデオ
  • 序盤は石井正則の演技で台無し
  • 中盤は大野拓朗の棒演技と棒表情で台無し
  • 終盤は藤原竜也の一本調子に飽き飽き
  • 心理戦も推理も謎解きもかなりひどいレベル
  • 出演者の熱狂的なファン以外は観なくていいんじゃね

蛇足
キーマンであるはずの石井正則は薄すぎてどうにもならない。完全なミスキャスト。

なぜ出演しているのかわからない程ひどい演技の大野拓朗は、ホリプロがこれから売り出したいんだろうけど、人には向き不向きがあるので早めに他の道を探したほうが本人・事務所お互いのためだと思う。

藤原竜也は完全にキムタク病。何をやっても藤原竜也にしかならない。いわゆる大御所役者にも多くて、それが役者の味と評価されることもあるけど、いろいろなタイプを演じ分けられないのはハッキリ言って役者として致命的。まあ藤原竜也もキムタクも、周りにそれを求められてしまうのだろうから、可哀想ではある。

ストーリーは全体的にこれといったトリックも無ければ心理ゲーム的要素も無い。あと、殺せるのに殺さない「間」なんだけど、そこに何かを込めるならまだしも、何にもならない言葉や表情で埋めるのは無駄でしかないということに、そろそろ気づいて欲しい今日この頃。そして唯一のテーマであろう「何をしてでも生き残る」が、ラストシーンの「バッグを投げ捨てる」ことによって全否定されてしまった。あの瞬間、私は久しぶりに「2時間返してくれ」と思った。

本当は星ゼロにしたいところだけど、綾瀬はるかと石原さとみと平山あやは可愛かったので、おまけで星ひとつ。



  
自作サイト
OTOBOKENEKO.NET

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